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2013年10月10日木曜日

ART CAFE vol.14 身体表現企画 三木美智代さん 「櫻の園」・一人芝居&アートスペース企画會田千夏展

現在"portraits from the forest"展示中のアートスペース内にて、三木美智代さんの一人芝居、チェーホフ作「櫻の園」が演じられます。
自分の作品のある場所でパフォーマンスが行われる経験は今回が初めてです。
もともと私もクラシックバレエや演劇を少しやっていたことがあるので、今回の偶然の会期のドッキングはとても嬉しく、興味深く、楽しみにしています!!

10月27日(日曜日)14:00から、1時間半ほど。
ゲストには実験演劇集団「風喰異人街」主宰・演出家の、こしばきこうさん。
事前申込制で定員は25名。

ほーむページでは申し込みが終了したと書いてありますが、もしかすると滑り込みできるかもしれません!!私はもちろん観に行きます!!
ご興味のある方は、下記より、北海道文化財団へ直接お問い合わせ下さい★

応募方法:メール、電話、ファクシミリのいずれかで、財団までお申し込み下さい。
       件名:アートカフェ№14参加希望
 
応募内容:お名前、連絡先(郵便番号、住所、及びメールアドレス又は電話番号、ファクシミリ番号)

       ○mail takahashi-k@haf.jp  ○TEL 011-272-0501 ○FAX 011-272-0400

アートカフェ〔ART CAFE〕 vol.14 三木美智代「櫻の園・一人芝居」 →申し込み終了しました。2013年09月26日
  暮らしの中でアートを身近なものに感じてもらうこと、アートを通して豊かな時間をもつことを目的に、さまざまなジャンルで活躍する表現者をゲストに迎え、参加者と身近に語り合う機会アートカフェ〔ART CAFÉ〕。
  今回は、実験演劇集団「風蝕異人街」の代表としてほぼ劇団の全作品に出演し、道内外で一人芝居やアートパフォーマーとして活躍する三木美智代さんによる「櫻の園・一人芝居」で、身体表現の魅力を楽しんでいただきます。 
  加えて、会場となるアートスペースでは、「會田千夏展」で彩られます。


日 時: 平成25年10月27日(日) 14:00~15:30

会 場: 北海道文化財団アートスペース(札幌市中央区大通西5丁目11 大五ビル3F)

【ゲスト】  
・三木 美智代(ミキ ミチヨ)アートパフォーマー 
・こしば きこう(小柴熙公) 演出家・劇作家・詩人 


【内 容】
 三木さんの一人芝居である「飛び出せ文学全集シリーズ」の中から、新作「櫻の園」を演じてもらい、作品を通した身体表現の魅力を、本作品の演出であるこしばさんとのトークも交えながら、独特の表現である「無言劇」の世界を体験します。
 併せて、会場の會田千夏展と連動して行います。

参加料:無料

定 員:25名(受付先着順/事前申込制)

応募方法:メール、電話、ファクシミリのいずれかで、財団までお申し込み下さい。
       件名:アートカフェ№14参加希望
 
応募内容:お名前、連絡先(郵便番号、住所、及びメールアドレス又は電話番号、ファクシミリ番号)
       ○mail takahashi-k@haf.jp  ○TEL 011-272-0501 ○FAX 011-272-0400


チラシ→  http://haf.jp/pdf/artcafeVOL14.pdf

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三木 美智代(ミキ ミチヨ)

 アートパフォーマー
 早稲田大学卒業。青年座研究所卒業後、東京での活動を経て実験演劇集団「風蝕異人街」(札幌市)設立に参加。以後、ほぼ全作品に出演。
 2012.13年と韓国に招聘され無言劇を上演。
 2005年より演出家・鈴木忠志氏による俳優育成プロジェクトに参加し、スズキメソッドを受講。
 能藤 玲子創作舞踊研究所でモダンダンスを学ぶ。
同時にコンテンポラリーダンス作品を東京・横浜にてソロで発表。振付演出作品も多数。2013年より劇団代表となる。

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こしば きこう

 演出家・劇作家・詩人
 札幌市生、北海道大学大学院修士・研究生終了。
 現在、國學院短期大学非常勤講師、実験演劇集団「風蝕異人街」(札幌市)主宰・演出家
「北海道芸術学会」会員、「日本演出者協会」会員、「舞台芸術財団演劇人会議」会員、文芸誌「ざいん」同人、詩誌「パンと薔薇」同人

・劇団の近況
  2012年3月 太田省吾作「水の駅」(東京JTAN FESTIVAL参加)
  2012年9月     同     (韓国大学路小劇場祭「D・Festa」での招へい公演)
  2012年11月     同     (札幌劇場祭参加)

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チェーホフ作「櫻の園」~三木美智代

 広大な「櫻の園」の所有者だった主人公ラネーフスカヤは、すべてを失った今も現実を認識することができない。つまり、没落貴族の哀愁を描いているのです。


○一人芝居にあたって

 「古典」を通じて「現在」を描きたいと思います。「今ここ」を描きたい。過去から未来に進む時間軸の中で「現在」を語るためには世界の広がりと歴史の深みの両方を意識しなければできないのです。
 以前からの構想として、チェーホフの『櫻の園』を「一人芝居」として表現したいと思っていました。 現在ほど、過去と未来の「はざま」でもがいている時代はないでしょう。 
 今回は、チェーホフの『櫻の園』をまず、「テキストレジ」として「一人芝居」にしました。 主人公ラネーフスカヤ夫人のひとり語りによって、この物語の「過去・現在・未来」を表現していきたい。 この作品の同時代的な滅びゆくものへの哀愁をラネーフスカヤの心の「空席」として描きました。 「人間、ラネーフスカヤ」像をより明確にすることにより、新しいチェーホフの『桜の園』の本質が見えてくるのです。 つまり、その誰もいない椅子こそ、登場人物たちそれぞれの「空席」であり、ラネーフスカヤの心の「空席」なのです。息がつまるほど孤独な心の内を隠し通したラネーフスカヤが何もない元の日常の世界へ戻るためには、意外にも孤独の魂を捨て去ることだったのです。 そして「櫻の園」を捨てることで、やっとそこから解放されるはずのラネーフスカヤは再び孤独に翻弄されるのです。 
 結語として、俳優は「櫻の園」を去るラネーフスカヤの一見解き放たれたかに見えるその孤独と哀愁を身体で表現します。

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